前回の続き
9月は本当に面白いのが多かったなぁ
特にほとり座で観た映画はどれもよかった
名前《106.6点》
ほとり座にて鑑賞
演出★★★★★
脚本★★★★★
映像★★★★☆
音楽★★★★☆
配役★★★★☆
カタルシス度 93%
合計 106.6点(120点満点)
【感想】
もうまず最初に言いたい一言は
「駒井蓮ちゃん可愛すぎ」
である
駒井蓮「HD600N」屋上篇(6秒CM)a【パナソニック公式】
ウォッチャーが初めて蓮ちゃんを意識したのがこのCM
若いのに大人っぽい涼し気な雰囲気と年相応の瑞々しさが共存している
マジでこの子、良いよ( ゚Д゚)
映画でも瑞々しさが爆発している、だがしかし物語の中で彼女が抱えるダークさもしっかりと表面に浮かび上がっていて、ただ可愛いだけの女優でないことは確かである
さらに、大好きな俳優・津田寛治との掛け合いもこれまた瑞々しい
ベテランの津田さんとの2人だけのシーンが多いが、津田さんに押されることもなく、そのバランスが良い空気を出す
また、終盤にかけて二人の変化、進むのか退くのか
事実に気付き始めるその瞬間が何とも言えないカタルシスを生んでくれる
何気に良いセリフが多いし、脇役も松本穂香や内田理央など最近注目の演者が多数参加しているのも良い
本当はどこかにすがりたい、でもすがれる物がない
そんな二人が出した答えに心が震えた
Blu-ray出たら買いだなぁこれ、マジで良い、好き
あーもう一回観たい
フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法《114.8点》
ほとり座にて鑑賞
演出★★★★★
脚本★★★★★
音楽★★★★☆
映像★★★★★
配役★★★★★
カタルシス度 94%
合計 114.8点(120点満点)
【感想】
これもまたほとり座のアタリ映画だったわ
『名前』と同じくこれも上映してくれたほとり座には心底感謝している
この映画を観ているすべての観客が魔法をかけられて、エンドロールでその魔法が解けるのを感じる、まるで最近訴訟問題のネズミがいる夢の国で感じる感覚そのものだ
まぁ実際フロリダと言えばネズミの夢の国がある場所なんだけど、そんなリゾート地とは思えない、貧困問題なんかもバックグラウンドにある作品になっている
と言うことも含めてもここまでエキゾチックでマジカルな体験ができる映画はそうそうない、真の傑作だろう
ムーニーを演じたブルックリン・キンバリー・プリンス(まだ8歳!)とその母親を演じたブリア・ヴィネイト、親子が住むモーテルの管理人ボビー役に超ベテラン俳優ウィレム・デフォー
この三人の織りなす摩訶不思議なドラマが驚くほど斬新で、楽しい
ウィレム・デフォーは本作でオスカーとゴールデングローブ賞両方にノミネートされている、納得である
ちなみに平成生まれはウィレム・デフォーと言えばきっとこれだよね↓
Spider-Man vs Green Goblin Final Fight | Spider-Man (2002) Movie Clip - YouTube
本作で監督・脚本・編集・制作を担当したショーン・ベイカー
彼が一躍有名になった映画がある
Tangerine Movie CLIP - Drama (2015) - Comedy HD
『タンジェリン』と言う映画、これ全編に渡ってiPhoneで撮影されてるんだよ!!!!
かなりの天才だと思うこの監督は本作では35mmフィルムで撮影
ウォッチャーはフィルム撮影大好きなんだよねぇ、ノーランみたいなの
本作『フロリダ・プロジェクト』は予告でもわかるように映像の色彩も特徴の一つ
モーテルが全体的に紫だったりムーニーの母親の髪がスカイブルーだったり、映像美とフィルムが持つ味わいがマッチしていて、革命的な映画なんだよね
これもディスク出たら買いかもなぁ(#^.^#)
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累-かさね-《61点》
「累 -かさね-」【土屋太鳳/劇中ダンス映像「七つのヴェールの踊り」】
東宝シネマズファボーレ富山にて鑑賞
演出★★★☆☆
脚本★★☆☆☆
映像★★☆☆☆
音楽★★★☆☆
配役★★★☆☆
カタルシス度 45%
合計 61点(120点満点)
【感想】
あんまり記憶に残ってない(;^ω^)
芳根京子は相変わらず演技上手い
土屋太鳳になんの恨みもないが、山崎賢人同様に見飽きた、もう2年は観なくても寂しくない
関ジャニの横山が大根&大根
セリフ一つ一つがキャラ設定も相まって笑わせにかかっている
コントなら100点満点
終盤の盛り上がりは良いんだけど、それ以外特に書くことが見つからない
宣伝費に金掛けた割にそんなにうまくいってないのを制作サイドが演者のせいにしたらだめだよねー
土屋太鳳漫画原作出過ぎ問題 ↓↓↓
またもやJK役やるってよ↓↓↓
映画『春待つ僕ら』予告【HD】2018年12月14日(金)公開
まぁ本人は頑張って仕事してるだけだから、罪はないよねぇ、気の毒だけど
バトル・オブ・ザ・セクシーズ《97.8点》
エマ・ストーン主演!映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』予告編
J-MAXシアターとやまにて鑑賞
演出★★★☆☆
脚本★★★★★
映像★★★☆☆
音楽★★★★☆
配役★★★★★
カタルシス度 89%
合計 97.8点(120点満点)
【感想】
最初にお伝えしたいのは、この映画が「二人の人間が、どちらがセクシーかバトルをする」わけじゃありません
割とタイトルで勘違いしてる人が多数見受ける
この「セクシーズ」、この場合はSEX=性別を意味し、その複数形なのでSexesとなる
Sexyではないので注意!エッチな映画でもござらぬ!!!つまり、女と男、性別を越えた闘いと訳することも可能だろう
本作は実話を再現した映画となっている
女子テニスプレイヤーのビリー・ジーン・キングが、男子テニスプレイヤーとして初めて「年間グランドスラム」を成し遂げたボビー・リッグスと「男女対抗試合」を行った、歴史的な一戦が本作のクライマックスとなっている
この有名な試合によって女子テニスが盛んになり、ジーンは女子テニスプレイヤーとしても、当時性差別下にあった女性としても地位確立した偉人である
が、本作は女性差別と闘った話にとどまらず
既婚者であるジーンがレズビアンとしての葛藤などをドラマチックに描いている
ジーンの旦那さんはジーンにかなり献身的だ、しかし彼女は別の女性と関係を持ってしまう事に当人が困惑してしまう
その事を考えると上記の「性別を超えた闘い」の意味は「女と男」と「同性愛の葛藤」と言うダブルミーニングとも取れる
ジーンを演じたエマ・ストーン、ボビーを演じたスティーブ・カレル
どちらも抜群の演技でこの映画が素晴らしい仕上がりになっている、二人とも役作りが尋常じゃない
ほぼ本人である
この二人過去にもラブコメの名作『ラブアゲイン』でも共演してたのが好印象だった
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追想《88.2点》
J-MAXシアターとやまにて鑑賞
演出★★★★☆
脚本★★★★☆
映像★★★☆☆
音楽★★★☆☆
配役★★★★☆
カタルシス度 81%
合計 88.2点(120点満点)
【感想】
結婚したてのカップルの初夜(時間的には昼間だが)に起きた悲劇によってわずか数時間で離婚することになった男女の話
劇中の前半はその初夜と二人の馴れ初めから始まる交際を描いているのだが、若干ダレる
予告の時点で二人が結婚直後に破局することはわかっているのだから、その経緯で時間かなり引っ張られる感じになるので、なんなら予告見なきゃ良かったとさえ思った
しかし、この映画が面白くなるのはその破局後であり、さらにラストシーンで胸を撃たれる
前半の破局シーンだけでは「なぜ?」って思う事がある部分も映画を最後まで見たことによってその謎が解けてカタルシスが解放される
また、新郎役のビリー・ハウルの顔が最初は好きになれず、キャラクターとしても観ててもどかしいというか、いろんなことが下手な奴でwww前半は常にイライラしてしまったが、でも後々振り返ればそういう意味じゃ上手い演技なんだなーと感心させられてしまった
また破局後のヤサグレ感も良かった、やっと大人になったか、とwww
前半いかに乗り切るかでこの映画の面白さが変わるのがちょっと惜しい
主演のシアーシャ・ローナンはやっぱり職人的な演技力だよねぇ、素晴らしいよ
前回の記事にも書いたけど『レディ・バード』は傑作だった
イタリア版の『借りぐらしのアリエッティ』では主人公アリエッティの声も務める
終