連休中にもっと記事を更新しようと思ってたんだよ
思ってただけ
シグナル100
橋本環奈が“最狂教師”に追い込まれる!『シグナル100』超特報
東宝シネマズファボーレとやまにて鑑賞
演出☆☆☆☆☆
脚本☆☆☆☆☆
映像☆☆☆☆☆
音楽☆☆☆☆☆
配役★★★☆☆
カタルシス度 2%
合計 12.4点
【総評】
当ブログにて史上最低の点数を叩き出した。語ることもない糞映画。
正直料金返せとは言わんがポップコーン代くらいは返せ言いたい。
とにかく無茶苦茶な設定と物語、メッセージはわかるけどそのメッセージのためにいろんな無理矢理が敷き詰められてて「作った人バカなんじゃないの?」とさえ言いたくなる。
100歩譲って出演者を観るだけで楽しむ映画だったとしても橋本環奈の良さもないし、若月祐美は早々に退場するし、他の出演者にも花がなくて(個人的に北村優衣や工藤綾乃が好きなんだが全く魅力的な役柄でもないし演出もついてない)隅から隅まで見どころがない
ゴア表現にしたって低レベルな表現しかできておらず温い。原作漫画は読んでいなくてどんなメッセージ性があったのかは知らないが少なくとも映画パンフレットに書いてあった「不条理」が一つのテーマなようだ。しかし、作り手は不条理を勘違いしている、どころかそもそも不条理を理解していないか知らないのであろう。
さらに50000歩譲って、催眠術でそんなことができるなんて設定はフィクションとしては問題ない。別になんてことない。その催眠術で学校の外に出られない。出たら死ぬ。
じゃあなんで学校に缶ビールあんの?普通なくね?もうそれって「アルコールを浴びたら死ぬ」っていう条件を満たすためだけに用意された道具でしかなくてね。全く意味不明なのよ。この映画はそういう100個の死ぬ条件のためだけに用意された舞台設定しかないわけよ。だからいろんな無理が露わになっていくわけ。矛盾だらけなのよ。マジで映画作るセンスねーわ。
登場人物それぞれに掘り下げもないから個々の行動の動機に共感が得られなくて、むしろ観客が「きっとこの二人には過去になにかあったのね」と忖度と想像をしないといけない。という意味では群像劇としても破綻している。
さらにパンフレットを読んでみると、脚本家に問題があることがわかる。テンポを重視しているというわりに約90分がひたすら長く感じる。そしてテンポを重視したが故に必要な部分まで削ぎ落したであろうからキャラにも話にも深堀がされない。つまり観ていて面白くない。
そりゃそうか、この脚本家は過去の作品を観ると『実写版ガッチャマン』『実写版進撃の巨人』『モンスターズ』とどれも脚本に難のある作品ばかり。
こんな脚本が通ってしまう日本映画の競争率の低さにある意味恐怖を感じる。キャストさえ人気者が揃えば、中身がなくてもバカな顔ファンやネームバリューファンは喜んで観るんだろうな。
俺にはわからない世界だわ。
ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密
東宝シネマズファボーレとやまにて鑑賞
演出★★★★★
脚本★★★★☆
映像★★★☆☆
音楽★★★☆☆
配役★★★★★
カタルシス度 96%
合計 99.2点
【総評】
『スターウォーズ/最後のジェダイ』で総叩きを食らって久しいライアン・ジョンソン監督、この映画で名誉挽回したといってもいいくらい非常に楽しい作品となっている。
ライアン監督にとってこういった作品がいわば「ホーム」であって『最後のジェダイ』は背伸びをした結果の大失敗といえよう。
とにかく過去のことはもういい。本作はミステリとしてもちゃんと成り立ち、さらに豪華俳優陣の魅力も最大限に活用されている。
主人公名探偵を演じるのは現役ジェームズ・ボンドのダニエル・クレイグ。嫌疑をかけられた看護師には今年公開の007最新作でダニエル・クレイグと共演しているアナ・アルマス。ほかにもキャプテンアメリカでおなじみのクリス・エヴァンス、マイケル・シャノン、クリストファー・プラマー、ジェイミー・リー・カーティスなどなどなど・・・
とにかくそのキャストの充実っぷりに映画ファンも満足のいく作品となっている。
もちろんストーリーも楽しい。笑いあり驚きありのミステリ。観客も登場人物たちの真偽不明の証言をもとに犯人と殺人のトリックを推理していく楽しさがある。そしてラストに明かされる種明かしでカタルシスが解放される。
まぁオチは過度に期待しないほうがよかったと思うが、エンタメ作品なら充分かと。
何度見ても飽きない工夫を凝らした演出や撮影方法もいいところで、そこはやはりライアン監督。ケレン味たっぷりのセリフや車の撮り方。キャラの味付けまで随所に彼の良い部分が出ている。逆にそれが『最後のジェダイ』では・・・その話は置いといて。
とにかく誰でも楽しめる、特にミステリ好きならいい感じに程よく楽しめそうな作品としておすすめしたい。
ボンドのクレイグもいいが、ファニーな演技ができるのも魅力の一つ
AI崩壊
J-MAXシアターとやまにて鑑賞
演出★★★☆☆
脚本★★★☆☆
映像★★★☆☆
音楽★★☆☆☆
配役★★★☆☆
カタルシス度 72%
合計 70.4点
【総評】
率直に言うとめちゃくちゃ面白かったわけじゃないけど、決してつまらない作品でもなくて・・・なんていうか鑑賞後の印象があんまり残らないというか・・・それは良い意味でも悪い意味でもいえるかな
まず演出・脚本について言及するならば、AIが普及した近未来という設定の上で話が進められる。一見すると「あぁ近いうちにこうなるのか」と思わされるが、その一方で「AIが発展してるわりに使われ方が限定的だなぁ」という印象。そんなものだと言われたらそんな気もしないし未来のことなんてわからないんだけど、やはりちょっと物足りない。
映像・音楽に関しては、これまた特に文句もないし、かといってここすごくよかったってのもなくて。そうだなぁ、アクションは極力CGに頼ってなくて見せ方は努力を感じる。
配役に関して。主演の大沢たかおは素晴らしい俳優であることを再認識させられた。現在52歳のこの方も体を張った(そして体の見せ方)が素晴らしいよね。
あとこれはファンに殺されかねないが、岩田剛典はこういう「ポーカーフェイス」が似合うよね。というのも彼は棒読みとか表情のレパートリーの乏しさが改善されなさそうなのでこういう言葉少なく表情も少ない役が合うんだよね。それっていいことでもあるけど、逆に役の幅が広がらないので悪くも言える。まぁ彼が役幅広げるとかどうとかは俺に関係ないけどね。
ってことで、そんな感じに特筆することも特にない、うん。暇つぶしに観るのにはちょうどいいかもしれない。
2月版はほかに6本ある、、、シンド、、、
終