ウォッチャーの映画備忘録

映画とゲームと音楽とカメラ

【スポンサーリンク】

2020年2月に観た映画 その③『パリの恋人たち』『Fukushima 50』

【スポンサーリンク】

Dead by dayrightの4周年記念イベントで忙しんすよ・・・ポイント貯めなきゃいけないんすよ・・・

 

 

 

 

 

 

 

パリの恋人たち


『パリの恋人たち』予告編

J-MAXシアターとやまにて鑑賞

脚本★★★☆☆

演出★★★☆☆

映像★★☆☆☆

音楽★★☆☆☆

配役★★★☆☆

カタルシス度 20%

合計 56点

【総評】

配役に惹かれて観てみたものの、そこはやはりフランス映画。眠気を誘発するのが得意なようで

主演・監督の二役を担うのは『グッバイ・ゴダール』や、最近の話題作でいえば『ストーリー・オブ・マイライフ』にも出演している個人的に今一番アツいフランス人俳優ルイ・ガレル

最近徐々に日本で見かけるようになってきた彼の作家性が試された本作

どうしても白黒、右左上下付けたくなる国民性からか、この物語があまりにも抽象的過ぎて「いったい何が言いたいのよ!」っと心の中で何度も叫んでいた上映中

ジョニー・デップの娘リリー=ローズ・デップも(実はフランス生まれらしい?)流暢なフランス語とどこかあどけないというか垢ぬけない役どころがまた良い

しかもオホホなシーンもちらっと・・・( ^ω^)チョット得シタキブン

というくらいしか一回しか見てないこの作品の評価になってしまう、特にこれだ!とかふざけんな!ってこともない

でもルイ・ガレルには俳優だけじゃなくて監督としてもこの先期待したいし応援したいな

 

 

Fukushima 50


佐藤浩市×渡辺謙主演!映画『Fukushima 50』(フクシマフィフティ)予告編

東宝シネマズファボーレにて鑑賞

脚本★★★☆☆

演出★★☆☆☆

映像★★☆☆☆

音楽★★☆☆☆

配役★★★★☆

カタルシス度 45%

合計 61点

【総評】

試写会で当たったので本来の上映より早く観れた作品

この作品のメッセージというか、テーマは一日本国民として大事なことだし忘れてはいけない教訓として心に刻み込まなきゃいけない

また福島第一原発の方々には敬意を表するという意味でもこの映画はとても意義のあるものになっていると思う

しかし、映画作品としての評価に絞っていうなら、あまり面白いものではない

配役の素晴らしさは良いとして、かなりオーバーアクトなので(佐藤浩市がそういう俳優なので)作品全体がなんだかわざとらしい空気でムンムンになっている

よく言えば迫真の演技なんだけど

過酷な現場で頑張った、それはわかるんだけどあまりにも綺麗にしすぎてて、事実に基づく話であるはずなのにフィクション感が拭え切れない

でも史実に基づいて、あの時あの時間一体何があったのか、それを知ることができない我々観客はそれを少しでも知ることができる、または疑似体験できるのはこの作品の良いところよね

でもやっぱり、本当に緊迫感をだすのは俳優頼みの迫真の演技じゃなくて、淡々と進む脚本力なんじゃないかな

クリント・イーストウッド監督は史実に基づく作品を近年多く作ってるけど、どれも淡々と、じっくり大袈裟に描かないってところが逆に没入感と客観性を両立させている気がするんだよねぇ

日本映画に多いのが俳優に頼った演出なんだけど、そろそろガラパゴスから抜け出すとしたらこの辺の是正じゃないかなぁ