この記事では全くレビューする気はなく、まだ点数化してない映画から点数をつけていき、今後の作品評価の基準にしていこうという目論見
人におすすめしたり紹介するつもりでは書かないからその辺よろしくーっす☆彡
1月版
2月版
- ブラックパンサー《100点》
- シェイプ・オブ・ウォーター《99.8点》
- 15時17分、パリ行き《69点》
- ルイの9番目の人生《72.4点》
- 坂道のアポロン《70.6点》
- 去年の冬、きみと別れ《77点》
- ミッドナイト・バス《72点》
- トゥーム・レイダー ファーストミッション《60点》
ブラックパンサー《100点》
J-MAXシアターとやまにて鑑賞
演出★★★★★
脚本★★★★★
映像★★★☆☆
音楽★★★★☆
配役★★★★☆
カタルシス度 80%
合計 100点(120点満点)
『アベンジャーズ/インフィニティウォー』直前の公開だったから責任重大な今作なのだが、そんなことは杞憂に終わった
最初から最後までその世界観にどっぷり浸かることができ、またアフリカン・アメリカンとしての歴史やルーツについても本作では目を背けず、単なるエンタメ映画としては終わらせず、メッセージ性を含んだ傑作になった
ただ、終盤の見せ場がちょっと物足りない(;^ω^)
ブラックパンサーって猫の様にひょいひょいっと動くのが良いんだけど、ほとんどVFX頼りなんだよなぁ、もうちょっとワイヤーとかスタントあっても良いんだけど
でもそこにウエイトを置いてないことも承知してるからいいけどね
あと、主人公ティチャラとヴィラン・キルモンガーとの関係性や立ち位置が素晴らしい
キルモンガーは敵ではあるが、全ての人間から見た完全なる悪ではなく、あくまでティチャラのライバルとして一貫して描かれていたことはとても良かった
それに加えてケンドリック・ラマーを初めとしたビッグネームの歌手たちも劇中歌に参加しており、音楽面でも心に響く仕上がりになった
マーベルだから面白い、とは別にこの「人種的背景」なども加味した『ブラックパンサー』と言う一つの作品としてもそれは価値がありまくるのだろう
シェイプ・オブ・ウォーター《99.8点》
TOHOシネマズファボーレ富山にて鑑賞
演出★★★★☆
脚本★★★★☆
映像★★★★★
音楽★★★★☆
配役★★★★☆
カタルシス度 79%
合計 99.8点(120点満点)
こちらも『スリー・ビルボード』と並んで2018年を代表する名作となった
ゴールデングローブ賞では2部門、アカデミー賞では4部門受賞している
しかし、ギルレモ・デル・トロ監督が作る作品はどうしても好みが極端に分かれる
その理由はデル・トロ作品自体が極端に個性的だから
映像もまさにデル・トロワールド炸裂なのだ
リアルな(実物を見たことがないからこの言い回しは矛盾してしまうが)半魚人だったり、出血シーンだったり、日本ではカットされそうなセックスシーンや主人公の自慰行為シーンもほぼそのまま上映されたり
かなり人を選ぶ臭いがする作品なのは間違いない
そんな個性爆発の作品がアカデミー賞で最も名誉ある「作品賞」を手にすることができたのか
個人的な見解だが、この『シェイプ・オブ・ウォーター』に登場する人間のすべてが現実の世界のメタファーみたいなものだ
いや、メタほど大げさでなないし、むしろそのものとして描かれている
「人種」「性的嗜好」「身体的ハンデ」「セクシャルマイノリティ」
これらすべてが作品内に登場している
今世界の人々が向き合わなくてはいけない問題が盛り込まれていることが要因の一つと観て間違いないだろう
半魚人を観て「気持ち悪い!醜い!」と思ったあなた
あなたが観ているのは本当に半魚人ですか?
本当に醜いのは、どちらですか?
そんな声がエンドロール中に聞こえてきそうな映画だった
これだけ褒めている(つもりな)のだが、やはり個人的な趣味趣向で判断すれば、あまり好みじゃないことは確か
だが、このご時世にスクリーンで見て、ポリコレに関して考えさせられるきっかけを貰えたと思えたことは非常に大きな意味があると思う
だから、作品としては素晴らしいが、好みの範疇にギリギリはみ出してるって意味では100点は超えられなかった
けど、本当に観る価値のある映画なのは間違いない、それだけは強く推しておきたい
15時17分、パリ行き《69点》
TOHOシネマズファボーレ富山にて鑑賞
演出★★★★☆
脚本★★★☆☆
映像★★★☆☆
音楽★★☆☆☆
配役★★★☆☆
カタルシス度 45%
合計 69点(120点満点)
実際に起きたテロ事件の実話を基に作られたクリント・イーストウッド監督の映画
実際の事件を実際の当事者が出演するという何とも稀な作品
監督の実験的な思惑なのだろうか
決してつまらなくはない、実際にあった話だし、当事者の人たちも俳優じゃないから演技力がとか言う議論は論外だと思う
と言うこともあって、正直なんとも形容しがたい気持ちになって観終わった
つまらなくはない、けど、物足りなさがエグイ
でも最後はなんとなく感動してる
でも当事者が出てるから死んだりしたわけじゃないのはわかってる
うーーーーん、『シェイプ・オブ・ウォーター』でも言ったことを用いれば、
趣味の範疇をかなりはみ出ているので、あまり高い点数にはならない
あ、それだけのことなんだよね、きっと、今書いてて気が付いた(;^ω^)
ルイの9番目の人生《72.4点》
J-MAXシアターとやまにて鑑賞
演出★★★☆☆
脚本★★★☆☆
映像★★★☆☆
音楽★★★☆☆
配役★★★☆☆
カタルシス度 62%
合計 72.4点(120点満点)
心理サスペンスってふれこみだし、最後は凄いオチなんだろーなーと思わせられる予告だったが、そんなに凄くない、個人的には
中盤辺りで真相が見えてくる
それが意図的なのか詰めが甘いのかはわからなかったが、そのせいでオチが随分弱い
ルイの母親役のサラ・ガドンがなんともエロくて妖美である
あれじゃ主治医もメロメロになってやっちゃうよね、容疑者だけど
坂道のアポロン《70.6点》
TOHOシネマズファボーレ富山にて鑑賞
演出★★★☆☆
脚本★★☆☆☆
音楽★★★☆☆
映像★★★☆☆
配役★★★☆☆
カタルシス度 73%
合計 70.6点(120点満点)
ずっとアート・ブレイキーの『モーニン』ばっかりやるのでゲシュタルト崩壊を起こしそうになった
まぁ『マイ・フェイバリット・シング』も少しやってたけど
せっかく漫画を飛び出して映像と音響が備わったのなら、最大限に活かすべきだった
中川大志はやっぱりかっこいいね、ここ最近の若手の中で一番好きだわ
知念君との友情ドラマは良かったんだけど、恋愛ドラマ部分はちょっとミスキャストでは?ディーンはチート
去年の冬、きみと別れ《77点》
去年の冬、きみと別れ (2018) ライブアクション映画予告編
TOHOシネマズファボーレ富山にて鑑賞
演出★★★☆☆
脚本★★★★☆
映像★★★★☆
音楽★★★☆☆
配役★☆☆☆☆
カタルシス度 85%
合計 77点(120点満点)
頼むから主役だけを替えてくれ
他は良い演者が揃っていて、作品の深みや味わいを与えてくれているのに
岩ちゃんの大根っぷりで全部台無しにしてくれている
主役から葛藤も闇も悲しみも見えない
ストーリーも、まぁどんでん返しとしては薄味だけど(原作が映像化不可能だからしゃーないんだけど)、サスペンスとしては最後まで楽しめたし
北村一輝が良いよなぁ、かっこいいよ
でも弱って命乞いするシーンはなんだかコロッケの五木ひろしモノマネを観ているみたいな気分だったわ
EXILEパワーで次々と映像作品に出てる岩ちゃん
かっこいいんだから、棒読みくらい直そうよ
ミッドナイト・バス《72点》
ほとり座にて鑑賞
映像★★★☆☆
脚本★★★☆☆
映像★★☆☆☆
音楽★★☆☆☆
配役★★★★☆
カタルシス度 80%
合計 72点(120点満点)
途中でダレてしまうくらい長くて、登場人物のほとんどが人間関係で上手くいってないので観ていてヤキモキさせられる、実にスッキリしない
俳優としての原田泰造が好きだから観てみたが、その原田が一番登場人物でスッキリしなかったwww
ただ葵わかなのピンクヘアーのアイドル姿が結構レアなのでその見る価値はあった(´・ω・`)
俺なら迷わず小西真奈美と付き合うのに(´・ω・`)
トゥーム・レイダー ファーストミッション《60点》
映画『トゥームレイダー ファースト・ミッション』本予告【HD】2018年3月21日(水・祝)公開 - YouTube
J-MAXシアターとやまにて鑑賞
演出★★☆☆☆
脚本★★★☆☆
映像★★★☆☆
音楽★★☆☆☆
配役★★★☆☆
カタルシス度 40%
合計 60点(120点満点)
アンジェリーナ・ジョリーがアクション女優として一躍有名にさせた映画のリメイクなんだが
全体的に突出した特徴もなく、ただのアクション映画
続編作りそうな雰囲気だけど、あんまりうまくいってなさそうだから打ち切られてもおかしくないよね
主人公ララ・クロフトを演じるのがアリシア・ヴィキャンデルだが、彼女は演技が上手い女優だけどアクションって気がしないな
華奢なせいで、いちいち痛そうなんだよね
まぁ途中数分寝てしまったけど、そんなに支障にならないシーンが多い
物足りなさ100点
終