6月だ
もう6月だ
新元号も『令和』と発表されて
もう令和になってて
略したらRなんだよ、既にいろいろネタにされてる・・・
ア・ゴースト・ストーリー《105.4点》
『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』予告編
J-MAXシアターとやまにて鑑賞
演出★★★★★
脚本★★★★★
映像★★★★☆
音楽★★★☆☆
配役★★★★★
カタルシス度 87%
合計 105.4点(120点満点)
【感想】
ゴーストと入ってるからと言ってホラーではない
大切な人を残しこの世を去った人間の魂の目線で語られる話
セリフや状況説明は極限まで削られる、観る者の想像力に一任される構成
しかし演出と画の力と俳優の演技力で、キャラクターの心理や背景がどんどんイメージとして湧いてくる
今人気の『A24スタジオ』らしい作品で俺は好き
ただ情報量が極端に少ないという意味では一度観たらしばらくは観なくても済むくらい
リピートはむしろ退屈なくらいだ
主演のケイシー・アフレックのダウナー的な演技は好きだが、プライベートでの行儀の悪さで損をしている
A24スタジオと言えば以下の作品が代表、どれも話題になったものばかり
鈴木家の嘘《80.6点》
J-MAXシアターとやまにて鑑賞
演出★★★☆☆
脚本★★★★☆
映像★★★☆☆
音楽★★☆☆☆
配役★★★★☆
カタルシス度 83%
合計 80.6点(120点満点)
【感想】
この作品で初めて知った木竜麻生と言う女優が素晴らしい
彼女の演じる富美はリアルで実直で観客の心を掴む
そして彼女の周りで演じる役者たちもまたベテランばかり、安心して観ていられる
この作品はあれこれ考えず身を委ねて観られる
だけど、終盤に差し掛かる辺りからキャラクターの心の機敏について考えさせられる展開だ、それも心地良い
エンドロールで明星の『点と線』を聞きながら作品を振り返ると再び目頭が熱くなる
家族を守るための嘘、でも自分を守るための嘘でもあった
でもこの家族は嘘じゃないし本物だ
木竜麻生出演作品、ウォッチャーはまだ観てない
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クリード/炎の宿敵 《72点》
TOHOシネマズファボーレ富山にて鑑賞
演出★★★☆☆
脚本★★★☆☆
映像★★★☆☆
音楽★★★☆☆
配役★★★☆☆
カタルシス度 60%
合計 72点(120点満点)
【感想】
やはりボクシング映画は漏れなく熱くなれる
けど、あんまり真新しいなにかがあるわけじゃなく、因縁の対決だけに焦点を絞ってるから内容は濃くない
続編・・・作るかなぁ・・・どーだろ
↑前作、これは間違いなく面白い
今作をもっと楽しみたい人は『ロッキー4/炎の友情』を見ると良い、直接的に続編だからだ
蜘蛛の巣をはらう女 《66.2点》
映画『蜘蛛の巣を払う女』予告(2019年公開) - YouTube
TOHOシネマズファボーレ富山にて鑑賞
演出★★★☆☆
脚本★★☆☆☆
映像★★★☆☆
音楽★★★☆☆
配役★★★☆☆
カタルシス度 51%
合計 66.2点(120点満点)
【感想】
まず約8年前に公開された前作『ドラゴンタトゥーの女』はめちゃくちゃ面白い
主演はダニエル・クレイグとルーニー・マーラ、監督はデヴィット・フィンチャーと言う、今思えば鬼に金棒と言えるバランス、強い
全盛期のレアル・マドリードくらい強い
しかし今作『ドラゴンタトゥーの女』は監督も出演者も一新されていて、とても続編とは思えない
と言うかもしかしたら続編ではなくリブートとして売り出してるのかもしれない
まず主人公のリスベットを演じるクレア・フォイは素晴らしい女優であることは間違いない
ウルフヘアーが似合うし、コミュ障具合の演技も悪くない
冒頭のDV夫を討伐するシーンまではこの映画は成功していたが、その先は何が起こっても『ドラゴンタトゥーの女』を超えることはできなかった
エッジの効いた映像演出は既になく、ルーニー・マーラのリスベットのようなエキセントリックさは感じられなかった
アクションも見せ方はかっこいいのだが同じようなシーンが続き飽きてくる
どうにも『ミッション・インポッシブル』とは『007』のようなスパイアクションを意識しすぎている
実際日本のレビューなどで「女版007だ!!」などと言う目も当てられない感想が散見される
それって褒めて無くね?遠回しに貶してね?
乗り物ガジェットはランボルギーニやドゥカティなどが出て来て割と好きだけど、それも007に受け売りに等しい
もし続編を作るなら、監督は是非デヴィット・フィンチャーで
・・・無理か
続く