ウォッチャーの映画備忘録

映画とゲームと音楽とカメラ

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6月に観た映画のレビュー 後篇

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更新してたつもりが記事が消えておりまして(言い訳)

 

一カ月ぶりの更新となってしまった

 

お盆休みなんてないよ

仕事ばっかり

あぁ。。。嫌になる

 

 

そんな中でも、ウォッチャーはなんと!!!!!

TOHOシネマズの『一か月フリーパス』を発行したのだ!!

このことは近日中に記事にしたいと思う

 

さて、途中だった6月の映画のレビューをしていきたいと思うが、

時間が経っていることと、現在進行形で時間がないので、

例のごとく、シンプルなレビューとなる

下手すればもうすぐデジタル配信したり、レンタルを開始する可能性があるのでぜひ参考にしてほしい

 

 

 

 

犬ヶ島《100点》


野田洋次郎も参加!ウェス・アンダーソン最新作『犬ヶ島』日本オリジナル版予告

TOHOシネマズファボーレ富山にて鑑賞

 

演出★★★★☆

脚本★★★★☆

映像★★★★☆

音楽★★★☆☆

配役★★★★★

カタルシス度 100%

合計 100点(120点満点)

【感想】

ウェス・アンダーソン監督らしさ爆発に加えて監督の日本への愛が相まって素晴らしい映画になった。最後はなかなか涙を堪えがたい仕上がりになっている

犬が好きな人が観れば間違いなく感動するだろう

また声優も豪華で、リーヴ・シュレイバーブライアン・クランストンエドワード・ノートンボブ・バラバンビル・マーレイジェフ・ゴールドブラムスカーレット・ヨハンソン、フランシス・マクド―マン

と言った、ハリウッド切っての名優たちが声で観客を魅了した

また舞台が近未来の日本ってだけあって、村上虹郎野田洋次郎(RADWINPSのボーカル)、渡辺謙夏木マリオノ・ヨーコ

てな感じになってる!しかも、ほんのわずかな出演だが、

山田孝之松田翔太松田龍平、秋元梢、池田エライザも声優を務めているが、あまりにも一瞬過ぎて気付かないし、エンドロールで初めて知る人が多かったのではなかろうか

日本の描写であるが、一見すれば

(´◉◞౪◟◉)「またハリウッドお得意の似非日本だよwwwぷぷぷ」

と思う人もいるだろうが、今作の日本は《近未来》という設定だがいつの時代からの近未来かは言及されていない

つまり西暦何年かわからないのである意味パラレルワールドなのだ

このことはパンフレットでも言及されている

個人的に思うのは、以前鑑賞した映画『僕はズッキーニ』だがこちらもストップモーションアニメだったが、キャラクターたちがアニメのようなデフォルメをされている

その割に、キャラクターそれぞれの心理描写がリアルでストーレートなのだ

犬ヶ島』にも同じことが言えて、デフォルメされた日本は舞台となっているが故に、犬たちやアタリ少年などの心の叫びや愛がド直球に伝わる

画がデフォルメされると他のディティールが強く生きてくることを痛感させられた

ストップモーションアニメーションはスタッフの労力が尋常じゃないはずなのに、ワンカット毎の細部のこだわりが激しいので何度見ても面白いと思った。

ウェス・アンダーソン監督の心温まる珠玉の作品だ

 

 

 

 

 既にアマゾンプライムにて配信されているから是非字幕版で観てほしい

犬たちの声がマジで良いんだ

犬ヶ島 (字幕版)
 

 

 

 

万引き家族《93.6点》


映画「万引き家族」本予告編

TOHOシネマズファボーレ富山にて鑑賞

 

演出★★★★☆

脚本★★★★☆

映像★★★☆☆

音楽★★★☆☆

配役★★★★★

カタルシス度 88%

合計 93.6点(120点満点)

【感想】

今年はこの作品と『カメラを止めるな!』の二本が話題を掻っ攫っている気がする

みなさんご存じのとおり、世界三大映画祭の一つでフランスの権威ある映画祭「カンヌ国際映画祭」にて邦画において21年ぶりの最高賞パルムドール賞を受賞した今作

ドキュメンタリー制作出身の是枝裕和監督が描くものはリアルだ

リアルすぎる。人の心の影、寂、悲壮、怒りと言った、ネガティブな描写がとにかく鋭くリアルなのだ

そういう意味ではジメッとした映画が苦手な人もいて受け付けない人もいるようだ

しかし国内外での評価は年々上がる一方で、今作もついに来たか、と言える結果だ

個人的には今作がそれまでの是枝監督の作品と大きく違うとは思えなかった。

正直過去作品で『海街diary』以来満足した作品はない

 

海街diary

海街diary

 

 

 

海よりもまだ深く
 

 

 

三度目の殺人

三度目の殺人

 

 『三度目の殺人』は是枝監督にしては珍しいサスペンス色が濃い作品だったのでかなり期待してしまったが・・・

そういう意味では、『万引き家族』が海外に受けた理由を考慮しても『そして父になる』でも受賞できてたんじゃない?と思ってしまう

しかし、今言った海外に受けた理由は今まで以上に日本国民の直ぐ傍に潜む日常的な「影」が色濃く表現されていたということだろう

海外でも格差社会や貧困を取り扱った社会派映画が評価されてきたこともある

それに加え、今作のキャスト陣の演技がかなり仕上がっていたことだ

審査委員長を務めた大物女優ケイト・ブランシェット安藤サクラの演技を絶賛していた

決してリップサービスとは思えない称賛だった

これは日本にとって大変誇れる事実だ、日本映画界はこの作品をきっかけにジャンジャン成長していってほしいと願う

個人的には今作はまぁまぁなのだが(´◉◞౪◟◉)

 

 

Vision《72点》


『Vision』予告編1/シネマトクラス

J-MAXシアターとやまにて鑑賞

 

演出★★★☆☆

脚本★★★☆☆

映像★★★★☆

音楽★★☆☆☆

配役★★★★☆

カタルシス度 60%

合計 72点(120点満点)

【感想】

日本じゃあまり認知されてないかもしれないが今作に出演しているフランスの女優ジュリエット・ビノシュはかなりの大物女優だ

 

邦画に出演してるって結構すごいことだと思ってる

これも河瀨直美監督の人徳なんだろうか

しかし、肝心の中身は・・・うーん

今までの河瀨監督は割と人情っていうか、人と人のつながりを地道に書いてたのが

今作は神秘性と運命みたいなテーマになって、ちょっと期待した内容ではなかったかな

『あん』や『光』がすごく好きだったからちょっとね・・・

永瀬正敏との濡れ場は個人的にありだった(´◉◞౪◟◉)

うーん、観てる人を置き去りにしてはいなかっただろうか・・・?

映像は相変わらず素晴らしい

岩田剛典も相変わらず大根で・・・

うーん、なんか惜しいなぁ・・・

河瀨監督の素晴らしき作品↓

 

あん

あん

 

 

 

光

 

 

 

ワンダー 君は太陽《99点》


映画『ワンダー 君は太陽』本予告編

J-MAXシアターとやまにて鑑賞

 

演出★★★★☆

脚本★★★★★

映像★★★☆☆

音楽★★★☆☆

配役★★★★★

カタルシス度 95%

合計 99点(120点満点)

【感想】

予告を見ると明らかにお涙頂戴の陳腐な映画かと思ったら・・・

分かっていても泣いてしまうwww

映画館で泣いちゃったよ(´;ω;`)

最初はね、主人公オギ―だけに焦点をあてて2時間進んでいくのかと思っていたが、実はオギ―よりも彼を取り巻く人間、家族や同級生たちがフィーチャーされている

それが効果的だったのかエンディングまでグッと引き込まれる作り

また母親役のジュリア・ロバーツの円熟した演技と天才子役ジェイコブ・トレンブレイ君の共演は素晴らしい


4.8(金)公開『ルーム』予告篇

ジェイコブ君が世にその天才っぷりを披露した出世作

 個人的に注目したいのはオギ―のお姉ちゃん役を演じた若き女優イザベラ・ヴィドヴィッチちゃん

何年か前にジェイソン・ステイサムと共演したのを観たとき結構演技上手かったから憶えてた


『バトルフロント』映画予告編

これはこれで結構面白かった

イザベラちゃんも可愛いが、オギ―姉の親友ミランダ役を演じたダニエル・ローズ・ラッセルちゃんも可愛いんだよねぇぇぇぇ

ローズちゃんはリーアム・ニーソン主演の映画でちょい役だったんだよねぇ

 

 

誘拐の掟 - 映画予告編 [ リーアム・ニーソンvs.殺人鬼 ] - YouTube

1分9秒当たりから出る赤いコートの少女がローズ

この当時はまだ少女だが『ワンダー』では友情に悩む学生を好演していた

ただ残念なことにオギ―姉とミランダの物語はあっさりしていて、もっと深く掘り下げてほしかったなーと欲張る"(-""-)"

他に特筆する点として、ディズニーの全面的な協力もあって、劇中でオギ―が好きだと言っている「スター・ウォーズ」のキャラクターが何人か出てくるのでそこも要チェック!

 

バトルフロント(字幕版)
 

 

 

誘拐の掟(字幕版)

誘拐の掟(字幕版)

 

 

 

ワンダー Wonder

ワンダー Wonder

 

 

 原作本

 

 

 

サバ―ビコン 仮面を被った街《85.6点》


『サバービコン 仮面を被った街』本予告

J-MAXシアターとやまにて鑑賞

 

演出★★★☆☆

脚本★★★★☆

映像★★★★☆

音楽★★★☆☆

配役★★★★☆

カタルシス度 48%

合計 85.6点(120点満点)

【感想】

映像的には臨場感のある撮り方をしていて緊張感があって楽しめた

配役もグッドで、個人的にはオスカー・アイザック大好き人間だし、ジュリアン・ムーアもバカな母親役が面白かった

しかし、ウォッチャーはまぁなんとなく大丈夫だけど、結構エッジの効いた風刺が映画の全体を支えてて観る人を選びそうだなっと思った

アメリカの現実的な部分が描かれているのは良いが、それが劇中に昇華しきれてないような気がして、「これで良かったの?」「白人さんはこれで何を感じるの?」と言うのが真っ先に浮かんだ感想だ

まぁお菓子とコーラを用意して頭空っぽにして観る映画でもない気もするが、観る分には特に損はしてない、今のところ

けどもう一度観たいとか、人に薦めたいとまではいかない作品である

 

 

ふぅー書き損ねてたレビュー一気に書いたら疲れちまった・・・

まだ7月の分と8月の分も書かなきゃ・・・