ウォッチャーの映画備忘録

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8月に観た映画のレビュー

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8月はTOHOシネマズ1カ月フリーパスを発行したのだが、鑑賞した作品が思ったより少なく

6本だった

うーんまぁ、色々忙しかったしなぁ

 

あの話題の邦画のレビューもネタバレありなんで未鑑賞の方はご注意!!!!

 

 

 

 

ジュラシック・ワールド 炎の王国 94.4点


映画『ジュラシック・ワールド/炎の王国』日本独占!【最終予告】

TOHOシネマズファボーレ富山にて鑑賞(フリーパス)

演出★★★☆☆

脚本★★★★☆

映像★★★★★

音楽★★★★☆

配役★★★★☆

カタルシス度 72%

合計 94.4点(120点満点)

【感想】

この作品の感想を言う前に一つ

てかこれのせいであんまり映画が入ってこなかったんだがw

映像がね・・・若干ね・・・ダブってたんだよねぇ

凄くわかりにくいし、至極限られた状況でしか起きない現象だったから

店員さんに一応報告したんだけど、あんまり伝わらず・・・

不完全燃焼って感じになって、下手すれば俺が一人で騒いでる奴みたいになってたからそっちに気を取られてしまった(;^ω^)

でも断っておくと、全然クレームのつもりもないし、TOHOファボーレを恨んでもないし気にしてもないんだよね

男性社員さんの対応もすごく良かったのでいいんだけど

さて、そんなことは横に置いて・・・

ジュラシック・ワールドシリーズ第2作目

前作で恐竜博物館を復活させたんだけど、事故って恐竜たちが逃げて住み着いた島があってそこの恐竜たちを救い出そうとする話

1作目もなんだけど、正直見るまではそんなに期待してなかった

ターミネーター』とか『ファンタスティックビースト』もそうなんだけど、一旦終わったシリーズの続編ってそんなに意欲わかない(;^ω^)

ましてやジュラシックシリーズ、結局いつも同じ展開になりがちっていうか恐竜映画ってなるとそうなるよね・・・みたいな

一応ね、前作は観といた方がいいよね

 

 

でも『炎の王国』はアイデアが捻ってあってまぁまぁ面白かった

序盤の導入が無理があるのはいつものこととしてw

作品はまだ続くんだろうけど、んーアイデアあるの?wネタ尽きてそうだけどなぁ

あとはこの作品の良いところって、主演のクリス・プラットブライス・ダラス・ハワードの二人がそれまぁお似合いでさ

絵面として映えるわけよ

二作目の続投ってこともあって息もあってて、そのあたり楽しめる映画だったよ

音楽も従来のよりも下がることもなくって、劇場であのBGMが流れるとワクワクする

この先まだ続きそう(もしかして次でラスト?)な予感がするけど、次もハードル低めで期待しようかな(´・ω・`)

 

 

 

未来のミライ 70.8点


「未来のミライ」予告3

TOHOシネマズファボーレ富山にて鑑賞(フリーパス)

演出★★☆☆☆

脚本★★★☆☆

映像★★★☆☆

音楽★★★★☆

配役★★★☆☆

カタルシス度 54%

合計 70.8点(120点満点)

【感想】

富山のアニメ監督と言えばこの人、細田守

時をかける少女』や『おおかみこどもの雨と雪』で知られる監督

4歳の男の子くんちゃんはとてもわがままでやんちゃだが、くんちゃんに妹ができた

今まで自分をたくさん構ってくれていた両親が妹ばかりを相手するもんだから拗ねる騒ぐのやりたい放題

そんな時突然くんちゃんは時空を飛び越えて様々な人間に出会うことに・・・

テーマがはっきりしてて見やすいことは見やすいのだが、あまりにも監督本意なテーマすぎて没入できなかった

それでも劇中に展開されるドラマは万人でもわかりやすいので、登場人物の感情がわからないでもない

全体的にくんちゃんの主観で話が進むから世界感も結局広いようで狭い

くんちゃんの主観から飛び出ることはなかった

でも一貫したテーマっていうのは、時として観客への過度なニーズを裏切る意味では俺はありだと思う

毎度毎度お客さんの好みに合わせた映画なんて作ってられないよ

まぁ観て損はなかったし、そこそこ楽しめた

くんちゃんくらいの歳の子が両親と一緒に観るにはいいんじゃないだろうか

 

時をかける少女

時をかける少女

 

 

 

サマーウォーズ

サマーウォーズ

 

 

 

 

センセイ君主 88.4点


映画『センセイ君主』<TWICE主題歌>予告【8月1日(水)ボンババぼん公開!!】

TOHOシネマズファボーレ富山にて鑑賞(フリーパス)

演出★★★★☆

脚本★★★☆☆

映像★★★★☆

音楽★★★☆☆

配役★★★★☆

カタルシス度 82%

合計 88.4点(120点満点)

【感想】

一度も彼氏ができたことない佐丸あゆはは新任の先生に恋する話

竹内涼真浜辺美波のW主演で監督は早月翔監督

驚きなのはこの早月監督

今年公開された映画は本作以外にも『となりの怪物くん』『響 HIBIKI』

と超大忙しな売れっ子ディレクターだ

撮る映画のほとんどはティーンズラブストーリー

あんまり今まで意識してこなかったけど、この『センセイ君主』を観てから印象変わった

今作はラブコメであるが過去の有名作品で言えば『君の膵臓を食べたい』

 

君の膵臓をたべたい

君の膵臓をたべたい

 

 割と「泣ける恋愛」を撮りがちな人なんだと思ってたけど、『センセイ君主』や先日みた『響』で新境地をみた

非常に視覚センスが良い監督だと思う

それは今作でも現れてて、主人公の「さまるん」こと佐丸あゆはがすき家で牛丼をバカ食いするシーンだったり、またあゆはの心情を表すCGのバランス具合だったり、作品の細分まで観ていて心地よいものとなっていた

もう一つ評価できるのが浜辺美波のギャグの振り切れっぷりだ

この「さまるん」はかなりバカなんだな(;^ω^)ちょっと拗らせ系のおバカな役がすごくハマってて

美少女系で売り出されている浜辺美波の新たな一面が観れたし、役の幅も広がっていいことだろう

『君の膵臓を食べたい』の役とは180度違う作風とキャラ像がこれだけうまいこと完成したのは凄いなぁ

ただし、文句もある

途中出てくる新川優愛が演じる、竹内涼真の幼馴染であり「さまるん」の恋敵の存在だ

さまるんとセンセイの幼馴染、幼馴染の方が大人であることはみんなわかってるんだが、やってることが幼すぎる

しかも学生のさまるん相手にちょっと姑息すぎやしないか?(´・ω・`)

ちょっと嫌な女、というかアンリアルな女だったなぁ

プロピアニストなのに、なぜか学校の音楽科目を請け負うなんて・・・

そもそも竹内涼真が演じるセンセイも最初は学生を相手にしてない辺りみてても不思議じゃなかったのに、途中からだんだん様子が・・・

終わりにかけて学園ラブコメの悪い部分が出てきちゃったから萎えちゃったなぁ

でも、この『センセイ君主』と『君の膵臓を食べたい』をセットで見るとそれはそれで面白い

実は『君の膵臓を食べたい』で出演していた北川景子が今作でカメオ出演している

インタビューなどで知った情報によると

『君膵』では直接の共演が叶わなかった北川と浜辺(『君膵』では北川は浜辺の親友の大人の姿を演じてたため)が直接共演できるように監督が図らったようだ

粋な監督だなぁ( ;∀;)

北川景子の出演は一瞬なので探してみよう!

 

 

ミッション:インポッシブル フォールアウト 85.8点

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』本予告 - YouTube

TOHOシネマズファボーレ富山にて鑑賞(フリーパス)

演出★★★★☆

脚本★★★☆☆

映像★★★★★

音楽★★★☆☆

配役★★★☆☆

カタルシス度 69%

合計 85.8点(120点満点)

【感想】

MIシリーズ6作目となる

シリーズの中では珍しく、前作『ローグネイション』のクリストファー・マッカリー監督が続投する形となった

4作目『ゴーストプロトコル』、前作『ローグネイション』でちらほら出ていた「シンジゲート」と言うテロ組織と本格的にやりあっていくことになる本作

と言うこともあって、本作を観る際は是非とも前2作は復習しておくことを強く薦める

 

 

 

 MIシリーズは3作目まではストーリーに直接的な関係性はなかったがここ最近はシリーズらしい流れとなった

またマッカリー監督は主演のトム・クルーズとは何度もタッグを組んでいる

 

アウトロー (字幕版)

アウトロー (字幕版)

 

 

 

 まぁあんまりうまくいってない作品ばかりだけど(;^ω^)

そんなこんなで相思相愛な二人が本気を出した本作

結構面白かった

っていうのも、前2作が正直微妙で流れについていけてなかった

なんかトムが「とりあえずすごいアクションを自分でやりたい(^^♪」ってだけにしか思えないw

実際今作もそんな感じなのだが

ただ今回は今までにないくらいアクションの質が高い

トムが自分でヘリ操縦するシーンが一番ハイライトかな

しかも『スーパーマン』で知られるヘンリー・カヴィルも自分でスタントする始末w

もう凄い

凄いを通り越して、アホや(´◉◞౪◟◉)

こんなすごい映像を映画館で観れたことはラッキーだなぁ

んーでも、肝心のストーリーはむちゃくちゃなんだよ

聞くところによると、アクション先に撮ってからストーリーを構築したっていう・・・

だから侵入捜査も何故か上空7620メートルからヘイロージャンプするっていう(;^ω^)

いや、そんなに高くする必要ある?っていう

しかもメイキングで監督がこう言い放った

「ヘイロージャンプはトムの長年の夢なんだ!」

おい、もうそれ「トムの夢叶えちゃおうぜ」ってノリじゃん

もう映画じゃないじゃん

まぁ製作総指揮はトムだし、ほぼほぼこのシリーズはトムの私物だから仕方ないか、納得

まぁストーリーは無意味に捻られまくって、「誰が敵で誰が味方なんだよ!」ってなって少々イライラするけど、最終的にはトムのジャンプと同じく無理矢理なんとか着地してくれたので良しとするか

3作目から参加してるサイモン・ペッグはもはやお馴染みキャラクター

レベッカ・ファーガソンっていうヒロインは俺めっちゃ好き

顔も好き( *´艸`)

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映画.comより引用

美しい・・・

おっぱいもなかなk

ただこのヒロインがまたいろいろ面倒なことをしてくれるキャラで

続編あるかなー?もうやりたいことやったでしょ、トム

 

 

カメラを止めるな! 96点


人気爆発で上映劇場が拡大!話題の映画「カメラを止めるな!」の“感染拡大”予告編が公開

TOHOシネマズファボーレ富山にて鑑賞(フリーパス)

脚本★★★★☆

演出★★★★☆

映像★★★★☆

音楽★★★☆☆

配役★★★★☆

カタルシス度 100%

合計 96点(120点満点)

【感想】

ネタバレ注意!!!

とは言え、予告で若干見えてるけどw

もう知らない人、観てない人はいないのかなー

もうね、裏切られたよね(^^♪

最初の40分ほどはワンカットムービーのゾンビ映画が流れる

ちなみにワンカットっていうのは、カメラを一度も止めず一台のカメラだけで作品を撮る手法の事

つまり一度もミスができないから、演者の方はかなりハラハラするやり方

それをゾンビでやるなんて・・・と思うよね

前情報がない方がいいよって意見が多かったから

俺も前情報ほぼない状態で劇場へGO!

いざ始まって観ていくと

俺(・・・お?)

俺(・・・なんや?)

俺(これって駄目じゃない?)

俺(映画でこれやっちゃダメだろ?!)

 

ってな具合に、映画としてかなりやばいことをやってて「(これ本当に世間で話題の映画なの?これが面白いの?)」ってずっと思ってて若干冷や汗が出ていた(;^ω^)

そしてエンドロール

俺(あれ?映画終わっちゃった?)

作品の上映時間は90分と知っていたからとりあえずエンドロールまで見る

そしたら第二幕が始まる

最初の劇中劇で出てきた監督役のおじさんがメインとなって話が進んでいくんだが

ここからがこの映画のパワーが炸裂!

癖のあるキャラクターがわんさか出てくる!

映画製作がうまくいかない!

これどうなっちゃうのー!?と思うんだけど

観客は既に出来上がりを観てる

つまりできた映画を先に観てるから、そのメイキングのドラマが面白いんだよね

でも、最初に観た完成作がまさかこんな形で作られていたとは!ってところで笑いが起きる

ここまで来たらもう笑いの連続

俺もずっと笑ってたし、劇場のみんなも笑ってる

そして以外にも最後の最後、泣ける展開に

観客もここまでの流れを知ってるからその流れに自然と心動かされちゃうんだよねぇ

終わったあとみんな笑顔だったなぁ

凄い良い映画を見たっていう満足感が味わえた

登場するキャラクター達もみんな個性があって良かったけど、全然マイナーな演者さんばかりなんだよね

有名な俳優だから面白いって言う図式を頭から否定できる根拠だよね

しかも何故か観終わったあとキャラクターたちに愛着が沸いてんのよ

特に監督役のおっちゃん

凄く良い人な顔してんだよ、最初はマッドな映画監督を演じてて引いてたけど、第二幕からの温厚であんまり強く意見を言えないキャラっていうギャップ萌

でも第三幕で我慢してた物が演技とともにぶちまけちゃう

そんなカタルシスが観てるこちらにも伝わってくる

あと、顔は良いのにテキトーなプロデューサーと関西弁のキャラ濃いおばちゃんプロデューサー

この二人がもう強い

漫画からそのまま飛び出したかのような、強烈な印象

なんでこんな人がマイナーなの!?ってくらい

 

低予算の非商業映画であるこの作品がヒットしてくれたことは、まだまだ邦画も捨てたもんじゃないなって思わせてくれた

満足したよ!

 

 

 

オーシャンズ8 54点


『オーシャンズ8』日本版予告 (2018年)

TOHOシネマズファボーレ富山にて鑑賞(フリーパス)

演出★★☆☆☆

脚本★★☆☆☆

映像★★★☆☆

音楽★★☆☆☆

配役★★★★☆

カタルシス度 10%

合計 54点(120点満点)

【感想】

世界的に大ヒットした『オーシャンズ』シリーズのリブート

それも女性メインでのリブートってことを見ると、やはり今の世の中の流れを感じざるを得ない

大泥棒ダニー・オーシャンの没後、妹のデビーは同じく犯罪で捕まっていた

仮釈放の機会を得て更生するのかと思いきや、今までにないくらいのデカい犯罪を塀の中で企んでいた

その計画のために彼女は昔の仲間に接触し、新メンバーをスカウトしていく

最初にも書いたが、この作品はハリウッドないし世の中の状況に合わせた作品だ

まず主人公たちは全員女性だ

ハリウッドではこれまで女性に対する不当な扱いが問題視されており、近年ではそれが改善される動きが活発だ。この作品はその象徴として作られたのだと俺は予想している

次に、その女性たちのマイノリティだ

多様な人種に多様なパーソナリティ

これもハリウッドや世間では昨今人種差別の問題が浮き彫りになっている背景がある

そういった世論に合わせた映画ってのは俺は好きだけど、そこに至る以前に映画としての問題が大きい

そもそも脚本が糞過ぎること

穴だらけなのだ。泥棒映画としてのスリルや爽快感がまるでない

今までの『オーシャンズ』シリーズのようなテンポの良さ、爽快感はどこを探しても見つからない

驚くサプライズもないから、エンドロールで「え?こんだけ?」っとなる

大体最終的に狙った宝石が手に入るのはわかっていて、それに至るまでのドキドキも結局クリアしてしまうことはわかってるんだよ

それをいかに「わかってるけど、ハラハラするー!」と観客にさせるかが映画の、泥棒映画の醍醐味だと思うのだが

ただただかっこいいセレブ女優がスタイリッシュに、都合よく宝石を手に入れ、自分を裏切った男もついでに巻き添え食らわせてやったぜ!で終わっちまった

良い点を挙げれば、衣装がすごくかっこいい

特にケイト・ブランシェットのパンクなスーツ、終盤に出てくるエメラルドグリーンのスーツが惚れ惚れしてしまう

それに個人的に一番好きなハリウッド女優がアン・ハサウェイだが、どこかリアルなアンに通ずる役どころでおもしろかった

あと、斬新な配役も「おっ」と思わせてくれた

歌手リアーナ、ベテランのヘレナ・ボナム=カーターなど他じゃあり得ない組み合わせが好意的であるし、海外のレビューサイトもそのようにとらえられている

だが、それぞれのキャラクターに影とかバックグラウンドが観られないから、特に感情が動かされるシーンもない

まぁなにも考えずに絵面だけ追う映画としてはいいじゃないかな

ちなみに、過去のオーシャンズシリーズは見返す必要はないけど、過去に登場した人間もいるから興味あれば見るのもいいかも

 

オーシャンズ11 (字幕版)
 

 

 

 

さて、8月はこんなもんだけど

これを書いてる9月20日現在

9月に観た映画本数が既に14本を超えてしまった(*_*;

しかもまだ今月何本か観に行く予定だから、こりゃ今月のレビューは大変だ・・・