ウォッチャーの映画備忘録

映画とゲームと音楽とカメラ

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映画館でマナー違反を注意することの無意味さ

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こんな内容はもうすでに世の中に溢れているだろうが、ここ数日立て続けに身に起きたから文として残しておこうと思う

 

 

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先日J-MAXシアターとやまにて『グレタ』を観たときの話

 

 

 

さて、昨今映画館でのマナー違反行為についてたくさんの意見があり

映画が好きな人ほどかなり神経質になる傾向にある

ウォッチャーもその一人だと思う

マナー違反の基準こそあれど、その範疇というか限度といったものは人それぞれなんだろう

例えば、ウォッチャーとしては

・前の席を蹴らない

・前の席に人が居ようが居まいが、前足を乗せない

・上映中は喋り続けない

・上映中はスマホを付けない、あるいは取り出さない、使わない

・席を立つときは邪魔にならないように移動する

 

といった具合だ

ここで大事なのは、「上映中」

上映中の定義は

作品が始まってから劇場の照明がつくまで

これが一番大事なのだが・・・

 

世の中ではこの定義は絶対ではない

 

上のツイートのように、一部のオーディエンスにとっては「エンドロールは上映中ではない」と思っているようだ

 

 

このようなことは他のマナー違反でも言える

前に人が居なければ足を乗せたっていいじゃん?と

ヒソヒソなら喋ってもよくね?と

 

いやいやいやいや

よくねーから

 

席に足乗せるって行為自体みっともねーし、靴脱いでりゃクサそーだし、汚ねーんだよ

稀に靴のまま乗せてるやつも見るんだけど、それもお前汚ねーんだよカス

俺は知ってるぞ、入場前にお前トイレ行ってたからな?トイレ行った靴で乗せてんだぞお前

 

ヒソヒソって、本当にヒソヒソできてると思ってる?なんだかんだで聞こえてんだぞ?

話の内容は聞き取れなくても、喋ってるってことはわかんだぞ?どんだけ邪魔なことか

 

ウォッチャー個人的には一瞬、一言二言静かに交わすことには何も思わない

しかし20秒、30秒と喋り続けてると気になりだすね

 

 

そして、『グレタ』の件にもあるスマホ

 

 

そもそもほかのマナー同様、上映前に劇場からの注意喚起がある

「携帯電話、スマートフォンの電源はOFFに」と

大抵の人は守ってると思う

作品の途中で取り出す人はまぁまぁ少なくなったかな

だけど、エンドロール

言ってしまえば、エンドロールも作品の内だ、言わずもがな上映中なのだ、本編なのだ

エンドロールでは、キャストの名前を読んだりスタッフの名前や制作会社・関連企業、スポンサーやロケ地についての情報を観たりする人もいる

エンドロール中に作品の内容を整理したり、思い返して感傷に浸ったりもするわけだ

その時間をスマホの明かりで邪魔されるわけだよ、不愉快以外のなにものでもない

映画館の中の明かりってスクリーンに映写される光以外に光源はない

だからそこにスマホの光一つ点くと結構目立つ、わかりやすいくらいに目立つ

本当に不愉快極まりない

 

 

 

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ではなぜこんなに不愉快な行為が無くならないのか

 

それは違反行為をしてる人にとってそれが違反だという認識がないから

 

これに尽きる

そりゃそうだよね、わかってりゃしないし

だからこそ、注意すれば「え?なんで」「は?なんでそんなこと言われなきゃいけないの?」というリアクションが違反者から返ってくる

逆切れも然り、自覚がないから当然であろう

 

じゃあ百歩譲って、エンドロール中は本編では無いとしよう

 

本編終わってるんだからさっさと出てけば?なんで暗がりでスマホ観てんの?

 

と言いたくなる

 

・・

・・・

 

 

言いたくなるだけだ、言いたくない

今回は勇気だして注意してみたが、やはり結果は予想通りだったわけで

多分こう思ってる映画ファンも多いはず

 

「注意してる自分がおかしいの?」

さきほどのように「は?なにが?なんで?」と認識のズレた状態で互いの価値観を押し付けあっても平行線でしかない

平行線を続ければ、トラブルになりかねない

トラブルになればその劇場に行きづらくなる

映画ファンにとっては損しかない

恐らく劇場のスタッフもそうなのだろう

貴重なお客様を不愉快にさせないために、また来てもらうために何も言わない

そうやって気にしてしまう映画ファンだけがイラつき傷付き、泣き寝入りするしかないのだ

誰だってなんの問題もなく映画は観たいし、何事もなく劇場を後にしたい

しかし、現状認識の違いや映画に対する温度差がある以上、誰かが不愉快な思いをするしかないのだ

 

・・

・・・

 

もし自分が映画館を立ち上げ、映画館の支配人になるならば

劇場には無料ロッカーを設置して手荷物を預けてもらう

スマホも然り、入場時には劇場のコンセッション(=売店)で購入された物、それと整理用品とか体に必要なもの以外のものの持ち込みを規制するだろう

映画の盗撮防止にもなる

こうなると映画館にスマホを持ち込めない人がいろんな理由をつけて反論してくるのだが

劇場内ではスマホを使わない前提で入るのに、なぜ持ち込む?

観たくなりゃ劇場出てロッカーから取り出せばいいじゃない?

急な連絡?来そうな時間に映画を見に来ること自体バカげてない?

営業マンが連絡もらう時間なんて、仕事中がほとんどでしょう?仕事中に映画見に来ること自体おかしいじゃん?

仕事以外で電話取らなきゃいけない時点でそもそも働き方が間違ってるし

 

と、突き詰めれば劇場にスマホを持ち込む理由はどこにも見当たらない

むしろ持ち込む理由を探せば探すほど、映画を観る理由から遠のく

しかし、そうしない映画館

やはり上に書いたように貴重な客を逃したくないのだ

どのジャンルでも、口うるさいマイノリティより見逃せばどうとでもなるマジョリティが大事だよな

 

結論、ズレた認識の中でマナー違反を注意しても誰も幸せになれない

一部の絶対正義マンの自尊心だけが満たされるだけだろうな

 

クソッタレめ

そのまま映画館ごと消えちまえ